先日、とある若手のバンドマンにこう聞かれました。
「プロとアマチュアの違いってなんですか?」
この場合、技術的なお話です。発想とか芸術性とか心構えとか意識とかはとりあえず置いといてのお話。
なかなか自分たちのバンドが上手くならないのに悩んでの質問でした。
そもそもプロって言われても、ミューシャンはボクサーみたいにライセンスがある訳じゃないので、プロの定義は曖昧です。
レコードデビューしてるとか、スタジオミュージシャンで食べてるとか、講師の仕事してるとか、プロミュージシャンの定義はいろいろだったりします。
なので、一口に「プロ」と言うのはなかなかムズかしいんですが、とりあえずここでは演奏技術のある・ないを「プロ」と「アマチュア」で表現させて頂きます。
プロとアマ、その違いはズバリ!
演奏した回数です。これのみ。
練習で何回合わせたか、です。アマチュアの人たちが想像しているより数十倍プロは練習しています。
ちなみに僕はデビューしたとき、1曲を毎日5〜6時間、みっちり2ヶ月ほど練習させられました。
毎日です!
ざっと計算しても何千回の世界です。
良い演奏に必要なモノ、例えば才能や体格といった素質もなくはないでしょう。しかし圧倒的に必要なのは演奏した回数です。
これは個人での練習ではありません。メンバー全員で「合奏」した回数です。
もちろん練習方法や気をつけるべきコツなど細かい事はあります。が、ひたすら繰り返すことによってもたらされるタイム感の統一、フィーリングの一致。そして自分のリズムの特性の把握。
これらが上手なバンド演奏に不可欠な要素なのです。そしてこの要素はとても応用が利きます。なんせ反復しまくる事によってまさに身体にしみ込ませて行くものですから!
音楽の演奏はとてもフィジカルなもの。それはクラシックでもロックでも同じです。理論や理屈よりもカラダで覚えたことがモノを言います。
頭で考えるよりまずはカラダが動くようにして、そこから感情や表現を練り込んで行くんですね。
反復こそ音楽の基礎体力とでもいいましょうか。
アマチュアの方はそれがないままにすぐ「イキオイ」とか「フィーリング」とかおっしゃいます。
「うまくなりたけりゃまず繰り返せ!」です!