頸椎椎間板ヘルニアは治るのか②

牽引。

ヘルニアのリハビリである。首つりマシーンで引っ張るのである。

父親が整形外科の開業医だったにも関わらず、初めて見ました。これで首を牽引するのです。

ヘルニアとはご存知の方も多いでしょうが、骨と骨との間のクッションが押しつぶされ飛び出てしまう病気。

飛び出たクッションはすぐ近くを通る神経に触ってしまい、痛みや痺れを引き起こすのです。

だからって引っ張って治すってのはずいぶんとストレートな処置ですね・・・

僕は看護師さんに言われるがままマシーンに腰掛け、眼鏡を外しました。

看護師さんは手際よくヘッドギアっぽい装具をアゴの下から後頭部にかけて取り付けます。

「じゃあ牽引を始めますねー。楽にして下さい。苦しかったり痛むならすぐ教えててねー」

スイッチが入れられ、やたらハッピーなメロディとともに首に圧力が。

ぐっ。ぐぐぐうううう。。

おおっ!おあっ!・・・・キモチ・・・いいかも・・・。

マシーンは10秒おきぐらいに引っ張って、緩んで、を繰り返します。

ただそれだけ。

引っ張られるときには装具で僕の顔はかなり面白い事になってるはずですが、なにせ今は僕の目の前にはうつろな表情でひたすらグーパーを繰り返すおばあちゃんしか居ませんから平気です。

15分後、再びハッピーなメロディとともに終了。

「はいお疲れさまでした。受付で清算お願いしますね。」

あまりにあっけないリハビリ終了にぽかんとしながらお金を支払いました。

リハビリ代、¥310。

安っ。

帰ってネットで調べてみると、牽引治療には懐疑的な医師もいるようです。さすがに引っ張ったって良くならんだろうと。たしかに昔は直接引っ張る事が治療という考えだったらしいんですが、今はストレッチ効果が主な目的らしいので、そこは納得。

施術後は明らかにスッキリしますからね。

そのときは立ったまま首を左後ろに倒す、つまり天井を見上げながら左肩に向けて頭を倒すと左腕から指先にかけて鈍い痺れがジンジンと来てたんですが、牽引後はそれが少し軽快するのです(後で知ったんですがこれはヘルニア持ちには禁忌の動作のようです)。

これから僕はしばらくの間¥310を握りしめて通う事になるのでした。

 

 

 

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