白板症のこと⑯

手術に向けての超音波検査を10日ほど後に控えたある朝。

起きたら僕の白板症が結構な痛みを放っているではありませんか。

鏡で見てみると、患部が切り裂かれたようにえぐれています。どうやらまた寝ている間に噛んでしまったようでした。

キズになっているのでしゃべると痛い。食事も痛いしお塩も醤油も滲みます。

これにはヘコみました。

ネットでは白板症は痛みはほとんどない、と言われています。そしてその白板症が癌化すると痛むようになるとも。

今思えばただ単に噛んでしまってキズになってるので痛いだけだったんですが、過敏に反応してしまいました。

いやもう怖い怖い。主治医のI先生に速攻電話です。

先生は冷静に、

「今までの経過を見ている上でも、患部が急変するとは思えません。癌へ進行しているとは考えにくいです。やはり噛んでしまったことでの外傷でしょう。気になるなら診察しますよ。」

とりあえず安心したので数日後の定期検診で診察してもらうことに。

「ウン。噛んじゃってますね。でもキズは治りかけてますよ。問題ありません。次回は超音波検査ですね。」

とのこと。

自分で患部を見てみると、5ミリほどの白い白板症が十字に裂けてます。

子供の頃、蚊に刺されたトコを爪で十字に跡をつけませんでした?ちょうどそんな感じでした。

もう痛みはほとんどありません。

 

その頃僕は、「舌を丸めてグッと力を入れる」というのがクセになってました。

それはなぜかというと、舌に力をこめると白板症が一瞬ぴりっと痛みます。しかし一度そうすると、不思議なことにしばらくの間は喋ったり食べたりしても痛くないのです。

なぜかは解りませんが、一時的に白板症が気にならなくなるのでその「舌に力をこめる儀式」は日々の生活の上でちょっとしたクセになっていたんです。

患部を噛んでしまってからもそのクセはやってました。

白板症に十字のキズを作って数日。鏡を見ると驚くべきことが。

 

白板症の上半分が無くなっていたのです。

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