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白板症その後

2016年12月に白板症と診断されてから1年半。

2017年5月に白板症が消失してから1年。

僕の舌に異常はありません。

(僕の白板症に関して詳しくはこちらにて記してあります。)

 

患部があった場所は何事も無かったかのようです。真っ白な病変があったとはとても思えません。

白板症の治療の過程で左の下の奥歯を削りました。大学病院の医師が「尖ってるね」というくらいのトンガリっぷりだった僕の奥歯。

削る以前はしょっちゅうその歯で舌を噛んでいました。尖っているだけじゃなくてやや内側に向かって生えていたのもあるんでしょう。

白板症はまさにその奥歯が当たる部分。

歯と舌は普段から接触しています。これはごく普通なことなんですが、その当たっている歯が僕のように尖っていると要注意。

常に歯が舌を傷つけている状態とでもいいますか、「当たり」がある部分にタコができてしまいます。

手や足にできるタコですね。

これが白板症。場合によってはガン化する「前癌病変」です。

このタコになる原因の歯を削る(丸める)て1年。

食事であれほど噛んでいた舌をほとんど噛まなくなりました。

正常な状態はめったに舌は噛まないんです。

 

 

白板症は放っておいてはいけない病気です。必ず医師の診断を受けなければダメです。

口腔がん、とりわけ舌ガンを患った方のブログを読むと、「もう少し早く病院に行っていれば」と仰っている方も少なくありません。

ただの口内炎だと思っていた。そう言う方は多いです。

2週間以上治らない口内炎は危険なんです。

それでも「まさか自分が」「大げさだよ」と考え放置するケースは多い。

もし身の回りの人で、

「口内炎が治らないと言う人」

「舌をよく噛んでしまう人」

がいたら、すぐ歯医者さんに行くように勧めて下さい。

しかしその人は歯医者さんにいく前にネットで調べるでしょう。そして自分に都合のいい情報を見つけて鵜呑みにしてしまうかもしれません。そうやってなかなか歯医者さんに行かないかも。

僕もそうでした。

しかし、当然ですがネットでいくら調べても医師の診察にはかないません。

「ネットで調べるよりまず病院!」

そう強く言ってあげて下さい。

 

幸いな事に僕の白板症は治りました。僕の実感としては強めに接触していた歯を削ったのが良かったと感じています。

医師の指導に従ったおかげです。

切除手術も予定していましたが、奇跡的に消失しました。

その後も今のところ異変はありません。

 

しかしいつまた再発するとも限りませんし、全く他の病気を患うかも知れません。

僕は白板症で学んだ事があります。

臆病なくらいがちょうどいい。

なにかあったらすぐ病院。

 

誰かに「心配しすぎ」なんてからかわれても、なんにもなければそれが一番なんですから。

 

ステロイドのこと

アトピーで必ず出てくる「ステロイドは危ない」というお話。

僕は危ないとは思ってません。

危険だと考える人は、30年ぐらい前に週刊誌で話題になったステロイドバッシングを真に受けた人が多いです。

週刊誌の知識を、です。これがまたビックリする事に、

信じてる医者もいる

ので恐ろしい……。もちろん一部には、ですが……。

 

そもそも、薬ってのは「正しい用量・用法を守って使う」ものです。コレは医師が指導します。

正しく使わない薬は効果が激減します。

「薬が効かない」って思う人の8割は正しく薬を使ってない人だと思います。みんな自己判断で適当に使うんですよ。

あ、ドラッグストアで買える薬じゃないですよ。病院でもらう薬です。

ドラッグストアの薬は不特定多数が入手できるため、効き目はとてもマイルドです。市販のカゼ薬なんて一箱まるごと服用しても死にゃあしません。お腹は壊すだろうけど。

 

「ステロイド依存」とか「リバウンド」も、僕にはピンと来ません。

まずステロイドにタバコやアルコールのような依存性はありません。

おそらくステロイドで症状をコントロールし続けることが「依存」と表現されるんでしょうが、それなら、

脳梗塞でワーファリン飲んでる人も抗血液凝固剤依存だし、

糖尿病で血糖値を下げる必要がある人はインスリン依存。

言うならばなにか取り込まないとダメなのが依存なら、

人はもうみんな栄養依存じゃん。

 

日常生活に必要なものがあるなら、それを使用する。

ごく単純なお話だと僕は思ってます。

 

ステロイドのリバウンドってのも良く分かりません。リバウンドって、ステロイド使うのやめたら悪くなった!ってやつですよね。

……。

薬やめたら悪くなるの当然じゃね?

ダイエットのリバウンドだってただ食べ過ぎで体重増えるわけで、ダイエットそのものが原因じゃありませんよね。

 

そもそもアトピーは免疫力の暴走ですから、加齢で免疫力が衰えると自然に治まることがあります。

「ステロイドやめて地獄を見たけど、10年たったらキレイに治った」

なんて人は歳をとって自然に免疫力が低下してアトピーが落ち着いた、という可能性があります。

僕ならその地獄の10年は絶対イヤなので、薬でコントロールします。

 

「どんどんステロイドが効かなくなって、強い薬になっていった」ってのもよく聞きます。

薬は正しく使わなければ「全く効果がない」ことだってあります。むやみにビビって正しい量の薬を使わなかったりすると、

ただ単に悪化のスピードに治療が追いついてない

という状況になる恐れがあります。

「間違った情報や思い込みから医師に指導された量より少ない量を塗る患者」というのは実に多いんだそうです。

そりゃ治んないってば。

 

完治しない病気はそれこそ山ほどあって、それと付き合いながら生活してる人は大勢います。

みんな治って欲しいと思ってます。全員。でもそうもいかないのでなんとかしてコントロールして暮らしてます。

僕もそうしてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

お薬手帳

僕はアトピー、アレルギー治療はいわゆる「標準治療」です。

ステロイドで炎症をきっちり抑えて、保湿する。入浴時は熱いお湯は使わない。洗うときも擦らない。汗をかいたらよく拭く。

と、指導されてます。

そのお薬たちです。

 

フェキソフェナジン

抗アレルギー剤。飲み薬。

アレグラでおなじみの抗ヒスタミン剤。ドラッグストアでも買えるようになりましたね。

効かないという人もよくいますが、僕にはよく効きます。花粉症もラクになって幸せです。

眠くなりにくい、第2世代抗ヒスタミン剤ですが、晩酌すると僕は眠くなります。

 

ビトラ軟膏

首に使うように言われてますが、首にはあまり使いません。効き目は良いです。肘関節が荒れたら塗ってます。

少しですが、独特なニオイがあります。

 

プロトピック

非ステロイドの塗り薬。顔に使います。

ヒリヒリする時がたまにありますが、これも効きます。炎症の赤みがおさまるので好きです。

注意書きに「日光に当たらないように」と書いてあるので最初はビビります。

たしかに毎日ガッツリ塗ってひたすら真夏の浜辺で焼くみたいなのは問題だそうですが、日常生活する分には問題ないそうです。

悪くなったら治まるまで使って、その後は保湿剤です。

 

ヒルドイドローション

保湿剤です。巷では「3万円の高級美容液より良い」とされるヤツです。

最近、美容目的での処方が問題となり、保険適用外になるなどとウワサがありました。

それヒジョーに困ります。

効能には「キズを速く治す」と書いてあります。スゴい。血行を良くする効能があるからでしょうか。

炎症が治まったらこの保湿剤でオッケーです。なめらかでベタつかず、無香料で完璧な逸品。

欲しがる人がいるのも解ります。

 

メサデルム&ヒルドイド

身体用に処方される薬。ステロイドのメサデルムと保湿剤のヒルドイドを1:1で調合してあるそうです。内容量100g。ヘアワックスぐらいの容器に入ってます。

コレはとても使い勝手が良いです。量が多いので(身体用ですから)気にせず塗れる!伸びも良い!

チューブの薬って、大体5g入りが多いんです。普段から常用していると、たくさん出る薬の使用済みチューブがなんというか、「薬漬けの罪悪感」みたいなモノを感じさせるんですよ…。

だから保湿クリームみたいに塗れるこのブレンド軟膏は心理的にも良いです。

 

フルメタローション

頭皮に使う薬。目薬みたいな容器に入っていて、液体です。

うっすら消毒薬のニオイがします。

先生は「この薬は誰か他の人に塗ってもらってね」と行ってました。だけど僕は自分で塗ってます。勘ですが、慣れると上手になります。

 

以上、6種類。お値段はひと月に¥1000くらい。3ヶ月ぶんぐらいまとめてもらってます。

この処方薬以外の薬や保湿剤は使ってません。

 

たまに「これすごい良いから使ってみれば?」とか、「すごい効くから塗ってみて!」なんて美容液やらクリームやら紹介されたり頂いたりします。

たいへんありがたいんですが、国家が管理する医療機関で出される処方箋医薬品と較べると効き目および価格で圧倒的な差があります。

病院ってすごい。

 

 

コンプレックスじゃないよ

僕はアトピーなので、皮膚科に通ってます。

3年前から通ってるこの皮膚科は、別にネットの評判が良いワケでもアトピーに特別な治療を施してるワケでもありません。

ただ近所なので選びました。

 

季節の変わり目は悪くなるのと、普段ケアしてる薬が切れたので先日行って来ました。

待つ事10分、診察10秒。

僕「先生どうも。いつものお薬貰いに来ました」

先生「うん。ちょっと見せて。はい。薬塗るの怠けちゃだめよ」

以上。診察料¥1060。

 

随分テキトーだとお思いでしょうが違いますよ。

先生には初診の時、しっかり診てもらってちゃんと「薬の塗り方」も指導されてます。

僕のアトピー治療は、いわゆる「プロアクティブ法」です。

悪い状態を薬(もちろんステロイド)でまずガッツリ治療し、段階的に薬を使う頻度を減らして行く。

いい状態になったら保湿剤でケアする。

悪くなったらまた薬でガッツリ治す。んで保湿。

コントロールするのが目的で、根治は基本的に目指してません。

 

なので薬が切れたら貰いに行き、なにか気になれば質問する。そんな皮膚科との付き合い方なのです。玄米食べたり自家製ヨーグルト育てたりは別にしてません。

僕にとっては非常にラクなので、ベストな通院。

診察料分の仕事しなきゃとか、なんかそれらしい話しなきゃとかいらないんです。病院いくたびに先生のお説教とか聞きたくないしね。

もしなんらかの事情でこの皮膚科に通えなくなったら、お薬手帳を持って違うどこかの皮膚科に行こうと思ってます。

で、「この薬でコントロールしてました」で薬もらって終了。

もしそこで新しい治療や薬を提案されたらそのとき考えます。

 

僕は普通にステロイドを使います。いろいろブログやウェブで調べてみましたが、僕の感覚に一番しっくりくるのは普通の皮膚科のごく一般的な治療なんです。

よく言われる「脱ステロイド」とか、「脱保湿」とかに興味はありません。

もちろんそう言った治療を選ぶ人に意見するつもりは毛頭ありませんし、間違っているとも思いません。

ただそれぞれの選択だと思ってます。

 

僕のアトピーは動けないほどの状態じゃないです。とはいえ見た目ではわからないほど軽くもありません。

薬でコントロールすれば日常生活に不便はありません。なので普段からそんなにアトピーを意識して暮らしてはないです。

そしてなにより、

世の人は自分が思ってるより僕のアトピー気にしてない

ので、必要以上にコンプレックスも感じてません。

 

世間のすべての人々はそれはもうコンプレックスと共に生活してます。容姿、収入、病気、障害…。

誰しも。全員です。もちろん僕も。

そしてその僕は人々のルックスや預金残高やケガや通院歴にはさっぱり興味ありません。

その人の考え方やキャラクター、スキルに興味は向きます。普通のことですよね。

それに気づいてからはアトピーに限らず、自身のコンプレックスはとりあえず棚に上げる事にしました。

これラクです。オススメです。みんな自分のことなんかそんなに気にしてないんだって!

 

僕はアトピーだし貧乏だし近眼だし白板症になるし(治ったけど)さんざんですが、そのくらいは多分普通。平均だと思ってます(強がり)。

まあ自分のコンプレックスなんか棚に上げて、気楽にいこうぜ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タバコやめるのは簡単!

僕は今、禁煙中です。

2015年の3月に禁煙を決意して以来、丸3年。

4年目を迎えたいまも、禁煙してから1本もタバコを吸ってません。

一応禁煙に成功している状態といえるんじゃないかな?

 

禁煙のきっかけ

 

父が亡くなったのは大きなきっかけでした。ヘビースモーカーだった僕の父は、脳梗塞で倒れてから数年で逝ってしまいました。

晩年は禁煙してましたが、もしもっと早くにタバコをやめていれば…。

どうしても考えますよね。

それともうひとつのきっかけはカミさんです。

僕は夜トイレに起きるとついでにタバコを一服するクセがありました。

タバコはキッチンで、しかも換気扇の下で吸ってました。リビングや寝室は禁煙だったんです。賃貸ですしね。

ところがある日、カミさんが衝撃の告白を!

「実は君がトイレに行くたびに目が覚めるんだよね。タバコのニオイで

なんと!

吸わなくなった今なら良く分かるんですが、タバコのニオイって強烈なんですよね。マジで寝てても起きるくらいだと思います。

タバコを吸う人はこのニオイを過小評価してます。絶対。

せっかく奮発していいベッドを買ったのに(ニトリで)、僕のタバコのせいで熟睡できないなんて悲しすぎる!

愛する妻のためにも僕は禁煙を始めました。

 

実際そんなに辛くなかった

 

ニコチンガムや禁煙外来は知ってましたが、とりあえず自力で禁煙に挑戦しました。

誰にも言わずに。

我慢できなくて吸っちゃうだろうから、みんなに禁煙を宣言しても失敗してハジかくなと思ってました。なのでひっそりとタバコを我慢したのです。

今思うとこの気負わない禁煙が良かったようです。

最初の2、3日はとにかく吸いたかった。そこでタバコのフィルターだけを切り離して、タバコを吸うみたいに咥えたりしてました。

ミント系のタブレットもずっと食べてましたね〜。

ネットで「禁煙 メリット」なんかで検索したりして、なんとか誘惑に耐えました。

しかしそれも一週間ほどで落ち着きます。それからはとくに辛い思いもせず、日に日に喫煙のことを考える時間が少しずつ減っていきました。

 

そうそう、禁煙始めた直後はなぜかやたらと眠かったです。

 

残念ながら変化無し

 

禁煙のメリットとしてよく言われるますよね。

「ご飯が美味しく感じる!!」ってやつ。

残念ながら僕にはありませんでした。タバコ吸ってるときからご飯美味しかったからなあ。

ただ、薄味好みにはなったかもしれません。大好きだったテリヤキマックバーガーやマックフライポテトが今はしょっぱく感じます。

肌の調子も変わらないしなあ。

ただ、自宅はキレイになります。灰皿が置いてある周りは細かい灰が散らかってて汚れがちですが、それがなくなるわけです。僕はキッチンで吸ってましたが、冷静に考えれば灰皿の置いてあるキッチンはちょっとキツいですよね。

僕なりの禁煙の最大のメリットは、ニオイです!

たとえキッチンでしか吸わない人の家でも、タバコを吸わない人はニオイが気になるそうです。タバコ臭は非常に強力なんですね。

タバコのニオイがしない生活はそれはそれは快適です。健康への影響もあるんでしょうが、禁煙によってタバコ臭くない生活を手に入れたことがなによりでした。

 

禁煙して3年。今はタバコを吸いたいとは一切思いません。

おととし白板症になったとき、ドクターにタバコは絶対ダメと言われていますしね…。

タバコはあっさりやめられます。簡単です。

いろんな人に喜ばれますよ〜!

 

<2018年7月12日追記>

先日、お休みだったので近所の公園に散歩に行きました。

その時に、年配の男性が池のほとりでタバコ吸ってたんですが…。

吸い殻を池にポイ捨て!!

喫煙者としてやっちゃいかーん!

ジイさんだからって許されーん!

 

こういう光景を目にするのも禁煙のきっかけになると思う。

 

白板症のこと⑲

この「白板症のこと」は、口腔がんの事を知りたいという方に少しでも情報を提供できればいいなと思って書いてます。

僕は自分が白板症じゃないかと疑ったとき、ウェブでそれはそれは検索しましたし、舌がんと戦っていらっしゃる方のブログを読み漁りました。

歯医者さんにも口腔外科の先生にも言われましたが僕は「早期発見」でした。たとえ手術をしていてもその程度は「最も軽い手術」と説明されていました。

もしウェブが無かったら、恐がりの僕はきっと歯医者さんにも行かなかったはずです。結果、白板症をただの口内炎だと思い込み、もしかすると深刻な状況になっていたかもしれません。

すぐ病院に行って良かった。

心底そう思います。

結果として僕の白板症は無くなりました。が、またいつ再発するとも限らないし、もっと別の深刻な病気になることだってありえます。なにかあればまず医師の診察をうけるべきだと感じます。

「白板症になったんだけど、自然に治ったんでしょ?」

違います。僕は病院に行き、医師の指導のもとに歯を削り、何ヶ月も大学病院に通いました。

放っておいたら勝手に治ったわけではありません。

白板症は一生害の無い状態であることもありますし、ガンになることもあります。

それを見極めてくれるのは医師しかいません。自分で判断は不可能だと思います。

さらに白板症から舌がんに進行して行くのにはストレスが原因のひとつに挙げられています。素人判断でストレスフルな不安な毎日を過ごすのは、それだけで危険といえるのではないでしょうか。

僕は大学病院で診察を受け、僕の病気を知っていてくれる医師たちがいるという事でものすごく心が軽くなりました。

僕はこの「白板症のこと」で、治らない口内炎に悩み、病院に行かずに不安な方がすぐに診察を受けるきっかけになってくれれば嬉しいです。

”白板症のヤツがいて、やっぱり手術することになった。しかしオペ直前でなぜだか病気が消えちまったらしい。そんなこともあるんだね。まあとにかく病院に行ってみよう”

なんて具合に…!

もうすこし経ったら、初夏になったら僕も大学病院に定期検診の予約を入れるつもりです。病院には僕のカルテがあり、主治医がいて、いつでも僕を受け入れてくれます。

2週間以上治らない口内炎はすぐに医師の診察を受けましょう!

 

 

 

 

 

白板症のこと⑱

白板症が消えてから2ヶ月がたち、定期検診を6月に受けました。

異常なし。

白板症はすっかり消えていて、再び表れる兆候もないとのこと。そして次は8月にまた診察をすることになったのです。

さらに8月の検診。ついに…。

主治医「今回も異常は見られません。もう経過観察も必要ないでしょう。観察は終了で良いと思います。これからはなにか異常が表れたらまたいらしてください。」

僕は先生と握手を交わし、病院通いを卒業しました。

それからさらに半年、今現在白板症は再発していません。

病院では白板症はたとえ切除しても再発することがあると聞かされました。歯並びや飲酒・喫煙など、その人特有の口腔環境が原因のひとつとなっているからだそうです。

たしかに歯並びはそう変えられませんよねえ。

僕の場合、自分では舌に接触していた奥歯を丸めたことが大きかったと感じています。

それまでも白板症のあった左側はしょっちゅう食べてるときに噛んでいました。下の左奥歯が尖っている上に内側に向かって傾いていたんです。

頬や舌をよく噛んでしまうのはとても良くないそうです。悪い歯並びや未治療の虫歯は舌や頬の特定の箇所を攻撃し続けるんですね。

口の中の粘膜は食事で傷つくために日々猛スピードで再生を繰り返してるんだとか。アツアツの揚げたてのフライ(ウマいよね)なんかは結構なダメージを与えるそうです。

さらにはサカナを小骨ごと食べたり、キャンディを噛み砕いたり、強いお酒で粘膜を灼いたりと口の中は毎日キズだらけ。それを再生させるために口の中はガンバってるわけです。

そんなめまぐるしい細胞の再生のなかにエラーがおきてしまうと…。

良くない細胞が生まれてしまいます。

僕の場合も内向きの尖った歯が良くなかったんだと思います。歯を丸めたとたんにとても楽になりましたし、今は以前にくらべて食事の際に口の中を噛むことがほとんどなくなりました。

医師が言うには、食生活、筋肉の衰え、スポーツや力仕事による食いしばり、就寝時の歯ぎしりなどが原因で歯並びや噛み合わせは日々変わって行くんだそうです。

なので定期的に歯医者さんに行って噛み合わせを調節してもらうのは大事なことなんだとか。そうすれば虫歯やそれこそ粘膜の異常なんかも見つかりやすいですよね。

歯医者さんはやっぱり普段からいかなきゃダメなんですねえ。

 

 

 

 

白板症のこと⑰

切除手術のための超音波検査直前に消え始めた僕の白板症。

上半分が消失し、細かく分裂した白い部分も1日ごとに消えていきます。

イメージとしては、口の中のケガが治って行くような感覚です。もとより噛んだことによるキズはあったんですが、それとはまた別になんというか…。

はがれたカサブタが治っていく感じ?ですかね?

白板がはがれるとピンク色の組織が表れます。この状態では少し痛みがありました。でもほんの少し、です。

食べたり喋ったりでは全く気になりません。わざとそこに歯を当てたり、綿棒でツンツンしてやっと少し痛む程度。

そのピンクの部分は次の日には普通の、完全な口の中の状態に戻っていきました。

そうやって白板症は無くなり始めて3日ほどで見事に消失!

消え去ったのです!僕の目にはそう見えました。

 

そして訪れた超音波検査当日。

検査の前にいつもの診察があるんですが、僕は興奮気味に医師に報告しました。

僕「あのう、患部が無くなってるようなんですが…。」

主治医「…………ほんとだ」

驚いてはいましたが、こりゃビックリ初めて見た、という感じではありませんでした。

主治医「…まさにほぼ消失してます。切除手術の必要は無くなった可能性が高いですが、とりあえず超音波検査を受けて来て下さい。」

超音波検査はすぐに終わりました。サランラップをまいたハンディセンサーで僕の舌をグリグリ。痛くもなんともなく10分で終了。

ふたたび診察室にもどり検査結果の説明を受けました。

結果は、「超音波画像からも組織深部に異常は見られず」でした。

もし悪い状態なら組織内にイビツな形で悪いモノが見えるそうです。僕の画像は素人目にみてもキレイなもんでした。

それから数人の医師、最後に外科部長の診察。超音波画像を見たりグリグリしたり…。

結論、「病変部位消失のため切除手術は白紙」!

おお!

ただ、今後また白板症が現れる可能性もあるので、経過観察は続けることになりました。

とはいえ手術が無くなったことは大きかったです!やはり肉体的にも金銭的にも大ダメージですもんね。

嫁さんも喜んでくれました。自分も含めた家族の病気はいろいろ気づかされます。普段は感じない、でもずっと思っていてくれる家族のありがたみを。

経過観察の間隔は2ヶ月に1回になり、次回は2017年6月。

2016年の9月に白板症を発見して以来、7ヶ月。

僕の白板症は消えてなくなりました。

 

しばらくして自宅近くの歯医者さんにも診てもらいました。

こちらの先生は大学病院に紹介状を書いてくれた先生です。

先生は僕の白板症が消失したことに結構驚いてました。

「いや、たしかに無くなってますね。普通は切除になるはずですが…。とにかく良かったですね。」

大学病院の先生より驚く街の先生。察するにたくさんの症例を診ている大学病院では白板症の自然治癒は無くはない事例なんではないでしょうか。ウェブでは白板症は自然に治ることはない、と書かれていることがほとんどです。そしてそれは正しいんでしょう。

しかし僕は治りました。これは事実です。

 

 

 

白板症のこと⑯

手術に向けての超音波検査を10日ほど後に控えたある朝。

起きたら僕の白板症が結構な痛みを放っているではありませんか。

鏡で見てみると、患部が切り裂かれたようにえぐれています。どうやらまた寝ている間に噛んでしまったようでした。

キズになっているのでしゃべると痛い。食事も痛いしお塩も醤油も滲みます。

これにはヘコみました。

ネットでは白板症は痛みはほとんどない、と言われています。そしてその白板症が癌化すると痛むようになるとも。

今思えばただ単に噛んでしまってキズになってるので痛いだけだったんですが、過敏に反応してしまいました。

いやもう怖い怖い。主治医のI先生に速攻電話です。

先生は冷静に、

「今までの経過を見ている上でも、患部が急変するとは思えません。癌へ進行しているとは考えにくいです。やはり噛んでしまったことでの外傷でしょう。気になるなら診察しますよ。」

とりあえず安心したので数日後の定期検診で診察してもらうことに。

「ウン。噛んじゃってますね。でもキズは治りかけてますよ。問題ありません。次回は超音波検査ですね。」

とのこと。

自分で患部を見てみると、5ミリほどの白い白板症が十字に裂けてます。

子供の頃、蚊に刺されたトコを爪で十字に跡をつけませんでした?ちょうどそんな感じでした。

もう痛みはほとんどありません。

 

その頃僕は、「舌を丸めてグッと力を入れる」というのがクセになってました。

それはなぜかというと、舌に力をこめると白板症が一瞬ぴりっと痛みます。しかし一度そうすると、不思議なことにしばらくの間は喋ったり食べたりしても痛くないのです。

なぜかは解りませんが、一時的に白板症が気にならなくなるのでその「舌に力をこめる儀式」は日々の生活の上でちょっとしたクセになっていたんです。

患部を噛んでしまってからもそのクセはやってました。

白板症に十字のキズを作って数日。鏡を見ると驚くべきことが。

 

白板症の上半分が無くなっていたのです。

白板症のこと⑮

僕の白板症は、切除手術が最善の選択肢でした。

まだ比較的小さいし、経過観察を続けるにも悪化の兆候が診られた場合にはやはり手術になる。

というわけで、結局3月の検診で手術することに決めました。

主治医の先生も早いうちに切るのが一番と言ってくれたし、思い切って決めました。

急ぐ必要はない、とのコトだったので手術は仕事が一段落する6月に決定。

それまでにいくつか検査をします、とのことで、超音波検査の予約をしました。

検査が4月下旬に決まり、病院を後に。

手術となれば費用のことが気になり、いろいろと調べてみました。

社会的常識が無い僕は、恥ずかしながら医療費のことなんてなにも知りません。

漠然と「すごいお金かかるんだろうな〜。何十万もかかったらどうしよう。ヤバいな…。」とか思ってました。

ところが、

高額療養費制度

を発見(バカ)!

これがあるならそこまでお金でビビんなくていいじゃん!

貧乏な僕は手術にかかるお金の問題がクリアになるや、手術へのプレッシャーが激減!

いやあ保険ってスゴい(ほんとバカ)!

お金の問題はマジで病状に関わると思います。お金のストレスは大きいので、それが減ると本当に病気にも影響を及ぼす!絶対!

がん保険とか共済とか、今まで自分には全く関係無いものでしたが、その存在価値を40歳にして痛感(救いようのないバカ)。

暮らしていく上で絶対必要ですね。